ダイコー事件
ダイコー事件とは、ココイチのビーフカツが横流しされていることが
発覚したことをきっかけとして発覚した事件で、
ダイコーが処理委託を受けた食品廃棄物を横流ししていた事件です。
処理委託を受けた食品廃棄物を横流ししていた処理業者の名前をとって
ダイコー事件と呼ばれます。
ココイチのビーフカツの横流しが事件発覚のきっかけとなったことから
ココイチビーフカツ横流し事件ともいいます。
また、広く食品廃棄物横流し事件ともいいます。
事案の概要
ダイコーは、処理委託を受けたビーフカツ等を処理せずに、
「みのりフーズ」という食品卸業者に転売していました。
みのりフーズは、さらにダイコーから転売を受けたビーフカツ等を
スーパー等の小売店に転売していました。
ダイコーは、ココイチに対しては、適切に処理したものとして
電子マニフェストの虚偽報告を行っていたとされています。
事件の結末
⑴ ダイコーの法的責任
ダイコーについては、ココイチに対する詐欺罪(刑法246条)、
マニフェスト虚偽報告罪(廃棄物処理法/廃掃法第27条の2第4号)及び
食品衛生法違反(無許可営業)の責任が問われ
懲役3年(執行猶予4年)の有罪判決が確定しました。
⑵ みのりフーズの法的責任
ダイコーから食品廃棄物の横流しを受け、
さらに、横流しを受けた食品廃棄物の転売を行っていた
食品卸業者であるみのりフーズは、小売店等に対する詐欺罪
及び食品衛生法違反に問われ、
懲役2年6月(執行猶予3年)の有罪判決が確定しています。