「総合判断説」の要素②「排出の状況」とは
(「総合判断説」の総論については、「『総合判断説』とは」をごらんください。)
「総合判断説」の判断要素の二つ目の要素である「排出の状況」とは、
「排出が需要に沿った計画的なものであり、
排出前や排出時に適切な保管や品質管理がなされていること。」
を意味します。
たとえば、売買の対象となる物を販売しようとする場合、
通常、その取引は、「買いたい」という買主(人・会社)(=需要)を
前提とする計画的なものであり(「買主がいるから売る」)、
売物であれば、出荷前及び出荷時に適切な品質管理をしているはず
であるといえます。
引き続きヨーグルトを例にとって説明すると、
ヨーグルトを販売しようとするのであれば
ヨーグルトを買いたい人(店)があるから販売するのであって
ヨーグルトを出荷する前には、ヨーグルトの品質が落ちないように
温度管理等を行って保管し、出荷するはずれある(クール便等の利用)
ということになります。
① 総合判断説の要素①「物の性状」とは
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② 総合判断説の要素②「排出の状況」とは
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③ 総合判断説の要素③「通常の取扱い形態」とは
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➃ 総合判断説の要素④「取引価値の有無」とは
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⑤ 総合判断説の要素⑤「占有者の意思」とは
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