INDUST3月号に「太陽光発電の意義と課題」が掲載されました

全国産業資源循環連合会(全産連)の月刊誌『INDUST』に
芝田麻里が2017年から「産業廃棄物フロントライン」を連載しています。

2023年3月号に「太陽光発電の意義と課題」が掲載されました。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281682499/b/2364234/

本稿では、再生可能エネルギーのうち、太陽光エネルギーの意義についてご紹介し、太陽光エネルギーが近い将来、廃棄物処理の点で問題になると指摘されている点についてご紹介したいと思います。

近年、太陽光発電は、①カーボンニュートラルの観点、②エネルギーセキュリティの観点、③他の再生可能エネルギーにはない特徴から大変注目され、政策上導入拡大が推進されています。これらの特徴とは具体的にどのようなものなのかについて解説します。また政府は太陽光エネルギーの推進のため、どのような施策を行ったのかについても解説していきます。

政府の施策もあり、太陽光発電は大幅に進みました。一方で太陽光発電の普及に伴い懸念されるのが太陽光パネルの廃棄物問題です。太陽光パネルには、パネルの種類によって、鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれており、それぞれに適切な処分が必要とされます。太陽光発電事業は参入障壁が低いため、また、事業主体の変更が行われやすいことから、使用済太陽光パネルが適切に処分されない懸念が指摘されています。

この懸念に対し、政府は廃棄費用の積立制度を進めています。しかし廃棄費用が適切に積み立てられたとしても、太陽光パネルの大量廃棄が行われるようになると、最終処分場がひっ迫するおそれがあるため、太陽光パネルのリユース・リサイクルを促進する必要があります。今回は注目すべき二酸化炭素を排出しない処理技術をご紹介します。

是非ご覧ください。

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