「廃棄物」ってなに?

「廃棄物」ってなに?
「ごみ」?
「ごみ」は「ごみ」でしょ?

という会話が聞こえてきそうです。

とあるスーパーで、ヨーグルトの賞味期限はまだあるものの、
期限までの期間が短くなってしまったので、処分することにした場合、
このヨーグルトはまだ食べることができるものであるにもかかわらず、
そのスーパーにとっては「廃棄物」になります。

しかし、そのヨーグルトをある施設が譲り受けたいと申し出たため、
捨てるのをやめてその施設に譲渡することにした場合、
そのヨーグルトは「廃棄物」とはなりません。

「廃棄物」とは、
「占有者が自ら利用し、又は他人に有償で譲渡することができない
ために不要となったもの」のことをいいますが、
その物自体は同じ性状であるとしても、「廃棄物」であるか否かは
状況によって変わってくるのです。

この「状況によって」廃棄物であるか否かが異なることについて、
「廃棄物」か否かを判断する判断基準として「総合判断説」という考え方があります。

次回は「総合判断説」についてお話したいと思います。
総合判断説 廃棄物 判断要素 (shibatalaw-ginza.jp)

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