INDUST10月号に「行政手続きと廃棄物処理法 その2」が掲載されました。

全国産業資源循環連合会(全産連)の月刊誌『INDUST』に
芝田麻里が2017年から「産業廃棄物フロントライン」を連載しています。

2023年10月号に「行政手続きと廃棄物処理法 その2」が掲載されました。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281682499/b/2445888/

本稿では行政指導の違法について争われた裁判例をご紹介します。

X社は県に対して産業廃棄物処理施設の設置許可申請を行いましたが、県は、同申請書をX社に返戻しました。理由はX社が本件施設建設予定地であるA町が定める環境保全条例の定めにしたがって、住民との意見調整会を一回行ったのみで、その後は、同条例の定める手続きを一方的に中断した、というものでした。 X社は、県がX社の許可申請に対して許否の処分を未だ行わないことは、「不作為」の違法があると主張しました(主位的主張)。また、予備的に、首位的主張が認められない場合には、申請書を返戻したことが申請書の受理拒否処分にあたり、違法であると主張しました。

上記「不作為」は違法なのでしょうか。

裁判所の判断を基に解説していきます。

是非ご覧ください。

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